【S1最終710位】【カイリュー×デカヌ軸サイクル】【眼鏡ラウドボーン】
◾️はじめに
SV環境初のランクマということで、環境の移り変わりが激しかったですが、その中でも最終3桁を取ることができたので、記念に構築記事として残します。
◾️構築経緯
シーズン中盤以降に注目され始めた物理受けカイリューと、相性補完に優れた特殊受けデカヌチャンを軸に構築を着手。
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カイリューとデカヌチャンが電磁波による味方のSサポートができることから、鈍足高火力アタッカー兼フレアソングによる身代わり貫通攻撃も狙える眼鏡ラウドボーンを構築入り。
(ラウドボーンは一般的に物理受けの型が想定されるため、アタッカーとしての奇襲性の高さ、カイリューが物理受けと悟られないための枠として選定)
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カバルドン等のあくびループ、アマガドオー等の受けループ崩しの回答として、ラムの実ガブリアス(電気テラスタル)を構築入り。
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電磁波の効かないガブリアス、Sの速いドラパルト、セグレイブに比較的強い駒として、スカーフサザンドラ(鋼テラスタル)を構築入り。
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拘っている600族ドラゴンを掻き乱し、マリルリやヘイラッシャ等に強いウォッシュロトム(フェアリーテラスタル)を構築入り。
◾️個体紹介
テラスタル:フェアリー
持ち物:ゴツゴツメット
特性:マルチスケイル
性格:図太い
実数値:197(244)-×-161(252)-120-120-102(12)
技構成:炎の渦、アンコール、電磁波、羽休め
本構築の要ポケモン兼物理受け枠。選出率No.2。
炎の渦で役割対象を拘束、アンコールで技の縛り上げ、電磁波で味方のSサポート、羽休め連打+ゴツメダメージで物理アタッカーにダメージ蓄積等。
拘ってるドラゴンに対して、マルチスケイルでドラゴン技を耐えた後に炎の渦→フェアリーテラスタル発動+羽休めでペースを握ることが可能。
使用感は剣盾最終環境のゴツメHBルギアに近い。
②デカヌチャン
テラスタル:飛行
持ち物:オボンの実
特性:型破り
性格:慎重
実数値:192(252)-95-97-×-172(252)-115(4)
技構成:デカハンマー、叩き落とす、電磁波、ステルスロック
カイリューの相性補完兼特殊受け枠。選出率No.3。
サザンドラやサーフゴー等の特殊アタッカーに後出しから強く出れるが、敵の身代わりには要注意。
先発でステロを撒くこともあるが、サイクルの途中で繰り出してステロを撒くことが多かった。
また、特性が型破りであるため、サーフゴーに対して特性を無視して電磁波を入れられる。
基本テラスタルを切らない枠だが、ラス1対面のガブリアスで飛行テラスタルを切ることで、拘り地震を透かすことができる。
③ラウドボーン
テラスタル:草
持ち物:拘り眼鏡
特性:天然
性格:臆病
実数値:185(44)-×-121(4)-162(252)-96(4)-123(204)
技構成:フレアソング、シャドーボール、大地の力、テラバースト(草)
本構築のエースポケモン。選出率No.1。
S:準速キノガッサ(70族)抜き調整。
味方のステロ電磁波サポートを受けて、フレアソング等で全抜きしていく。
当初は控えめHCベースで運用していたが、環境が進んでいくにつれて、S振りドドゲザンやジバコイルが増えたため、臆病に変更し、準速キノガッサ抜きまでSを調整。
また、ゴースト技を透かせるノーマルテラスタルで運用していたが、ガブリアスの地震を半減できたり、ウォッシュロトムに強く出れることから草テラスタルに変更。Sに振っていないウォッシュロトムに対して、上からテラバースト(草)を入れることが可能。
ただし、草テラスタルを切るとウルガモス相手に弱くなるので、テラスタルを切るタイミングには注意。
テラスタル:電気
持ち物:ラムの実
特性:鮫肌
性格:陽気
実数値:183-182(252)-116(4)-×-105-169(252)
技構成:逆鱗、地震、テラバースト(電気)、剣の舞
あくびループ兼受けループ対策枠。選出率No.6。
剣の舞で崩しを行っていく。
電気テラスタルを搭載し、環境中盤に流行したアマガドオーの並びに対して非常に強力であったが、終盤になるにつれてアマガドオーの並びが数を減らしたため、活躍の機会は減少。
テラスタル:鋼
持ち物:拘りスカーフ
特性:浮遊
性格:控えめ
実数値:171(28)-×-111(4)-194(252)-111(4)-146(220)
技構成:悪の波動、ラスターカノン、大地の力、流星群
ガブリアス、ドラパルト、セグレイブ対策枠。選出率No.4。
S:スカーフで最速ドラパルト(142族)、S+1最速カイリュー(80族)抜き
スカーフ持ちであるため、電磁波の効かないガブリアスやSの速いドラパルトに対して上から行動できる。
セグレイブに対しては鋼テラスタルを切ることで、基本的にセグレイブ側の打点がなくなるため優位に立ち回れる。
ただし、突撃チョッキ持ち瓦割りセグレイブには手も足も出ないため、素直に諦める。
テラスタル:フェアリー
持ち物:突撃チョッキ
特性:浮遊
性格:図太い
実数値:157(252)-×-167(196)-131(44)-128(4)-108(12)
技構成:ハイドロポンプ、放電、ボルトチェンジ、テラバースト(フェアリー)
600族ドラゴン兼水タイプ対策枠。選出率No.5。
調整はポケモン徹底攻略「対面操作用HBチョッキミトム」より。https://yakkun.com/sv/theory/n407
テラスタルを切った場合は、浮いたフェアリータイプとなるため、拘った600族ドラゴン等を崩すことができる。
また、テラスタルを切らずにマリルリやヘイラッシャ等の水タイプに打点を持つことができる。
◾️基本選出
①ラウドボーン+カイリュー+デカヌチャン
初手ラウドボーンで有利対面を引ければ突っ張り、不利対面であれば後続に引き、電磁波ステロ等でサポートを行う。
初手ラウドボーンがガブリアスと対面した場合、初手草テラスタルを切ることで、地震(半減)+逆鱗を耐えて、返しのシャドボ×2でガブリアスを落とすことができる。
この選出をした場合、電磁波の通らないガブリアスの処理が重いため、ラウドボーンで無理やり崩しにいく。
相手選出にセグレイブが見えた場合、初手で来ることが多かったため、初手鋼テラスタルサザンドラを投げる。
ドドゲザンやマリルリが相手選出にいる場合はカイリュー、サザンドラやサーフゴーがいる場合はデカヌチャンから選択。
ウォッシュロトムのボルチェンとステロでサイクルを回していき、カイリューの炎の渦で物理アタッカーをキャッチしてハメていく。
ウォッシュロトムがガブリアスと対面した場合、ハイドロポンプ→フェアリーテラスタル+テラバースト(フェアリー)で処理する。
◾️厳しい相手
①チョッキセグレイブ
特殊寄りの構築であるためチョッキが重く、物理枠のガブリアスとデカヌチャンはセグレイブの氷地面技で落とされてしまう。
瓦割りを搭載したチョッキセグレイブは降参。
特に初手で出てくる技の打ち分けができるガブリアスが厳しく、ガブリアスに炎テラスタルや毒テラスタルを切られると、草テラスタルラウドボーンが落とされてしまう。
◾️さいごに
テラスタルにより、有利対面であってもひっくり返されることが多々あるため、相手がテラスタルを切るタイミングやどのテラスタイプになるかを常に考えながら立ち回るようにしていました。
本構築自体は負け越した時で3000位程度、勝ち越した時で3桁後半程度の順位を維持していました。
S2に向けて再度構築を練り直していきます。
@p8810_SV