SVシングルランクマッチS16にて最終379位を取ることができたので、構築記事として残します。
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【目次】
- 構築
- コンセプト
- 構築経緯
- 個体紹介
1.ディンルー@食べ残し
2.パオジアン@オボンの実
3.ハバタクカミ@ブーストエナジー
4.ウルガモス@ラムの実
5.イダイトウ@光の粉
6.カイリュー@隠密マント - 基本選出
- 厳しい相手
- 振り返り
【構築】
261(244)-130-188(204)-×-108(60)-65
164(68)-188(244)-101(4)-×-86(4)-179(188)
157(212)-×-117(252)-156(4)-156(4)-160(36)
191(244)-×-112(212)-156(4)-126(4)-138(44)
195-180(252)-86(4)-×-95-130(252)
197(244)-155(4)-154(196)-108-125(36)-104(28)
【コンセプト】
・短い試合時間で対戦数をこなす(多忙な社会人向け)
・作業的に勝つ対面構築(楽にレート上げできる)
【構築経緯】
①下記構築の電磁波ハバタクカミ+粉イダイトウが試合時間が短く、楽にレート上げできたので構築の軸に決定。
また、シーズン終盤は構築を変える予定だったものの、電気or地面テラスカイリュー等の明確な電磁波拒否ポケモンが予想よりも増加せず、シーズン終盤まで電磁波の通りが悪くなかったため、最後まで本軸を使用することにした。
SVシーズン15最終60位レート2132 初手ダイマ電磁波粉運ゲ - #最高Break# (hatenablog.com)
②参考にした構築記事にもある通り、ハバタクカミとイダイトウが共にテラスを切る機会が少なく、初手ポケモンから躊躇わずテラス切りができた。
そのため、初手テラスポケモンとして使用でき、イダイトウが呼ぶ相手のトドロクツキにも強い電気テラスパオジアンを採用。
③イダイトウで全抜きするためのステロ枠として、相手の初手ブリジュラスを始めとした使用率上位ポケモンに無難に抗えるディンルーを採用。
④選出でイダイトウを見せた際の相手のキョジオーン選出率がほぼ100%に近く、キョジオーン対策枠兼、電磁波の通らない相手の暁ガチグマやドヒドディンルーにも強い毒テラス隠密マント渦アンコカイリューを採用。
⑤電磁波の通らない暁ガチグマを起点にでき、鬼火で物理アタッカーも機能停止にできるウルガモス(欠伸持ちの暁ガチグマ意識でラムの実)を採用して完成。
【個体紹介】
1.ディンルー
テラスタル:毒
特 性:災いの器
性 格:腕白
実数値:261(244)-130-188(204)-×-108(60)-65
持ち物:食べ残し
<調整>
H:HP実数値奇数で最大
B:陽気連撃ウーラオス(A実数値182)の鉢巻き水流連打、意地カイリュー(A実数値204)のスケイルショットの乱数がどちらも動くB実数値188
D:余り
<所感>
初手ステロ枠。
後続カミイダイトウ選出で、相手の初手ハバタクカミ、パオジアン、ウーラオス、オーガポン等、ディンルーがタイプ上不利を取る対面ができた場合、初手テラスを切っていた。
また、相手がブーストエナジーハバタクカミの場合は、初手挑発の可能性が高いため、ステロではなく地震から入っていた。
数値が高いことから確実に仕事ができ、ディンルー一匹で荒らせる試合も多かった。
2.パオジアン
テラスタル:電気
特 性:災いの剣
性 格:意地っ張り
実数値:164(68)-188(244)-101(4)-×-86(4)-179(188)
持ち物:オボンの実
技構成:氷柱落とし、テラバースト、氷の礫、剣の舞
<調整>
H:カタストロフィ1発でオボン発動のためHP実数値偶数
HB:意地連撃ウーラオス(A実数値200)の水テラス水流連打をオボン込み確定耐え
S:最速オーガポン(S実数値178)抜き
A:余り最大
D:余り
<所感>
テラス枠。
パオ+カミイダイトウの選出をした際は、高確率でパオジアンにテラスタルを切っていた。
また、相手選出にトドロクツキやランドロス+アシレーヌ、タケルライコが見えた場合は、高確率でパオジアンを選出していた。
氷+電気の技範囲が優秀で、一度剣の舞を積めたときの破壊力が凄まじかった。
3.ハバタクカミ
テラスタル:水
特 性:古代活性
性 格:図太い
実数値:157(212)-×-117(252)-156(4)-156(4)-160(36)
持ち物:ブーストエナジー
技構成:ムーンフォース、祟り目、電磁波、挑発
<調整>
S:ブエナ電磁波ハバタクカミのミラー意識
HB:HP実数値奇数で余り最大
C,D:余り
<所感>
電磁波枠。
粉イダイトウと合わせて選出し、麻痺と回避の運ゲーを仕掛け、無限の勝ち筋を生んだ。(2手目に選出することが多いが、初手で選出することもあった)
ブーストエナジーカミのミラーではS負けすることが多かったが、HBベースの耐久が活きる場面が多々あったため、Sは最低限に留めた。
全体的にシーズン終盤の電磁波対策が甘く、電磁波の通らないランドロスや暁ガチグマは他のポケモンで対処できたため、最終日まで活躍できた。
4.ウルガモス
テラスタル:水
特 性:炎の体
性 格:臆病
実数値:191(244)-×-112(212)-156(4)-126(4)-138(44)
持ち物:ラムの実
技構成:炎の舞、蝶の舞、鬼火、朝の日差し
<調整>
H:HP実数値奇数で最大(16n-1)
S:+1で最速テツノツツミ(S実数値206)抜き
B:余り最大
C,D:余り
<所感>
オーガポン以外の使用率上位に強い枠。
暁ガチグマ意識でラムの実を持たせている。
厚底ブーツを持っていない関係でステロが痛いため、ウルガモス+カミイダイトウの並びで初手に選出することが多かった。
電磁波の通らない相手にも鬼火を撒けるため、後続のハバタクカミの祟り目と相性が良かった。
5.イダイトウ
テラスタル:ノーマル
特 性:適応力
性 格:意地っ張り
実数値:195-180(252)-86(4)-×-95-130(252)
持ち物:光の粉
技構成:お墓参り、ウェーブタックル、アクアジェット、身代わり
<調整>
AS:特化
B:余り
<所感>
エース枠。
電磁波ハバタクカミと合わせて選出し、麻痺と回避の運ゲーを仕掛け、無限の勝ち筋を生んだ。
2手目のハバタクカミで電磁波を撒いた後、ラス一イダイトウで身代わり連打し、一度でも麻痺or回避を引ければ、イダイトウで全抜きできた。
基本的にテラスは初手のポケモンで切っているため、イダイトウでテラスを切る機会は少ないが、ラス一のイダイトウミラーを意識してテラスタイプはノーマルとしている。
運ゲー要素は高いが、作業的に勝つことができるため、初心者やリアルが多忙な方におすすめのポケモン。
6.カイリュー
テラスタル:毒
特 性:マルチスケイル
性 格:腕白
実数値:197(244)-155(4)-154(196)-108-125(36)-104(28)
持ち物:隠密マント
技構成:炎の渦、地震、アンコール、羽休め
<調整>
H:HP実数値奇数で最大
HD:マルチスケイル時、暁ガチグマ(C実数値198)のノーマルテラスブラッドムーンがほぼ受かる
B:11n
S:余り最大
A:余り
<所感>
キョジオーン・ドヒドイデ・ディンルー・オオニューラ・暁ガチグマメタ枠。
イダイトウが相手のキョジオーンを強く呼ぶため、相手選出にキョジオーンがいた場合は必ず選出していた。
相手視点、隠密マントであることは考慮しづらいため、初手カイリューを見て相手が後続キョジオーンに引くこともあり、キョジオーン入りの構築を破壊していた。
また、ドヒドイデ・ディンルー・オオニューラ・暁ガチグマにも強いため、これらのポケモンに合わせて初手選出することが多かった。
メタ以外のポケモンにも一定数抗えるため、選出して腐ることは少なかった。
【基本選出】
・初手通りの良いポケモン+ハバタクカミ+イダイトウ
・2手目ハバタクカミで電磁波を撒き、ラス一イダイトウで身代わり連打(麻痺or回避を引ければ全抜き)
選出例①
・ステロが通る構築
選出例②
・イーユイ・キョジオーン・ドヒドイデ・ディンルー・オオニューラ入りの構築
・受けループ
選出例③
・トドロクツキ・ランドロス・アシレーヌ・タケルライコ入りの構築
選出例④
・キラフロル構築
選出例⑤
・ママンボウ構築
→ママンボウとウルガモスorパオジアンの対面を作り、起点にする
【厳しい相手】
・2手目の電気or地面テラスカイリュー
ノーマルテラスカイリューの可能性を考慮すると、ハバタクカミで電磁波を撒きたく、電磁波のタイミングに合わせてテラスタルを切られると厳しくなる。
・ラス一のノーマルテラスカイリュー
龍舞羽休め型、アンコ羽休め型、どちらも厳しく、カイリューに対してステロや電磁波が撒けていない状態では、こちらのイダイトウが止まる。
【振り返り】
SVシングルランクマッチで6回目の最終3桁&一年ぶりのレート2000超えを達成し、SVランクマ最高順位を更新(最終379位)することができた。
最終日の夜に2ROMレート2000超えを達成し、レート2000以降の戦いも経験することができたが、惜しくも1ROMレートが溶けてしまった。
当面の目標はレート2000以降の戦いに勝つこととし、より高い順位を目指していきたい。
TN:tladfr 最終379位(レート2011)