SVシングルランクマッチS4にて最終514位を取ることができたので、構築記事として残します。
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【目次】
- 構築
- 構築経緯
- 個体紹介
1.カバルドン@オボンの実
2.ハバタクカミ@拘りスカーフ
3.ドドゲザン@突撃チョッキ
4.テツノドクガ@拘り眼鏡
5.キョジオーン@食べ残し
6.トドロクツキ@ブーストエナジー - 基本選出
- 厳しい相手
- 振り返り
【構築】
215(252)-132-154(12)-×-123(244)-67
149(148)-×-93(140)-198(196)-156(4)-158(20)
205(236)-205(252)-141(4)-×-106(4)-72(12)
155-81-86(44)-211(252)-130-157(212)
207(252)-120-200(252)-×-111(4)-55
191(84)-200(180)-104(100)-×-122(4)-157(140)
【構築経緯】
①前シーズンから使用している、起点作成カバルドン+積みエーストドロクツキを軸に構築を着手。
②カバルドン+トドロクツキを使用する上で相手のテツノツツミ・セグレイブが重いため、ハバタクカミ(拘りスカーフ)・キョジオーンを採用。
③キョジオーンを採用することで、相手の隠密マント持ちポケモンを強く誘うため、環境に多い隠密マントサーフゴーに強く出れるよう、テツノドクガを採用(キョジオーン+テツノドクガ軸)。
④ここまでで重い相手の受け構築・キョジオーン・ドドゲザンに強く、ハバタクカミ・テツノツツミを始めとした高速特殊アタッカーにも役割を持てる、ドドゲザン(ギロチン&けたぐり採用、突撃チョッキ)を採用して完成。
【個体紹介】
1.カバルドン
テラスタル:水
特 性:砂起こし
性 格:腕白
実数値:215(252)-132-154(12)-×-123(244)-67
持ち物:オボンの実
<調整>
HB:余り最大
HD:臆病C特化テツノツツミのハイドロポンプ&控え目C特化眼鏡ハバタクカミのフェアリーテラスムーンフォース確定耐え
<所感>
本構築選出率No.4。
起点作成要員で、初手置きまたは後発からクッションとして使用しました。
オボンの実込みで基本的にどんな相手に対しても1~2回以上は行動でき、有利対面ではステロ、不利対面では欠伸流し+ステロを撒くことが多かったです。
テラスタルを切る機会は少なかったですが、眼鏡ドクガの炎テラスオーバーヒートを耐えたり、好ましくはないですがテツノツツミやセグレイブに対して強引に起点作成も行える水テラスとしました。
2.ハバタクカミ
テラスタル:フェアリー
特 性:古代活性
性 格:控え目
実数値:149(148)-×-93(140)-198(196)-156(4)-158(20)
持ち物:拘りスカーフ
<調整>
HB:意地A特化テツノカイナの地面テラス地震93.8%耐え、A無振りイダイナキバの地面テラス地震確定耐え
HD:臆病C特化眼鏡ハバタクカミのフェアリーテラスムーンフォース81.3%耐え
C:D4振りテツノツツミをムーンフォースで確定1発
S:最速コノヨザル(S90族,実数値156)抜き抜き、スカーフ込みでトドロクツキ(実数値157)龍舞1積み抜き
<所感>
本構築選出率No.1。
カバルドンが構築に入っていることで、相手の初手テツノツツミを強く誘うため、初手置きして上からムーンフォースを打つことで、有利な展開を取っていました。
また、スカーフを持たせることで相手の龍舞1積みトドロクツキのストッパーになれたり、置き土産採用で強引に起点作成を行ったり、滅びの歌採用で瞑想アシパ型クエスパトラを止めたりと、いろいろ仕事をしてくれました。
カバルドン+トドロクツキ軸、キョジオーン+テツノドクガ軸のラスト1枠としてどちらにも組み込みやすく、とても使い勝手が良かったです。
3.ドドゲザン
テラスタル:悪
特 性:総大将
性 格:意地っ張り
実数値:205(236)-205(252)-141(4)-×-106(4)-72(12)
持ち物:突撃チョッキ
技構成:ドゲザン、けたぐり、不意打ち、ハサミギロチン
<調整>
HB&HD:余り最大
A:特化
S:S4振りドドゲザン(S50族,実数値71)抜き
<所感>
本構築選出率No.6。
当初は隠密マント持ちで採用していましたが、前シーズンと比べてキョジオーンの数が少なかったため、特殊アタッカーに強く出れる突撃チョッキとしました。
環境にいるドドゲザンはHA特化が多いと感じていたため、相手のS4振りドドゲザンに対して上からけたぐりを入れて処理していました。
一方で、相手のドドゲザンにけたぐりで返り討ちにされることもありましたが、耐久を落としてSに努力値を割くのは突撃チョッキの利点が薄れると感じたため、S12振りで留めています。
ハサミギロチンはなるべく打たないようにしていましたが、相手の受け構築・キョジオーン・カイリュー・ヘイラッシャ辺りを強引に処理する際に使用しました。
4.テツノドクガ
テラスタル:炎
特 性:クォークチャージ
性 格:控え目
実数値:155-81-86(44)-211(252)-130-157(212)
持ち物:拘り眼鏡
技構成:炎の舞、オーバーヒート、ヘドロウェーブ、蜻蛉返り
<調整>
B:余り
C:特化
S:最速コノヨザル(S90族,実数値156)抜き
<所感>
本構築選出率No.5。
キョジオーンが誘う隠密マントサーフゴーに対して後出しし、オーバーヒートで裏ごと破壊していました。
臆病最速で使用していた時期もありましたが、有利対面で相手に負荷をかけることに重きを置き、控え目C特化としています。
相手のカイリューを強く誘うので、カイリューに強く出れるキョジオーン・ハバタクカミ・カバルドン辺りとセットで選出することを意識していました。
また、炎テラスオーバーヒートでも相手の突撃チョッキセグレイブは確定で落とせませんが、蜻蛉返りやステロ削りと合わせることで落とすことができます。
5.キョジオーン
テラスタル:ゴースト
特 性:清めの塩
性 格:腕白
実数値:207(252)-120-200(252)-×-111(4)-55
持ち物:食べ残し
技構成:塩漬け、守る、呪い、自己再生
<調整>
HB:特化
D:余り
<所感>
本構築選出率No.2。
相手の構築にセグレイブやイルカマンがいたら選出することが多く、選出した試合では高確率でゴーストテラスタルを切っていました。
前シーズンよりもキョジオーンの数が少なく、相手が対策を手薄にしていることが多かったため、通りが良いように感じました。
塩漬け対策の隠密マントや身代わりで相手にテンポを取られることもありましたが、ゴーストテラス呪いで流したり、塩漬け・呪いの効かない隠密マントサーフゴーは後続のテツノドクガで処理できるため、選出して腐ることは少なかったです。
また、守るに関しては、守るのタイミングで相手に無償交換を許すこともあるため、迂闊に連打はできませんが、食べ残しでの体力管理、塩漬け・呪いのスリップダメージ稼ぎ、ハバタクカミの滅びの歌ターン稼ぎ、TOD勝利のための時間稼ぎなど、的確に使えば非常に強力でした。
6.トドロクツキ
テラスタル:飛行
特 性:古代活性
性 格:意地っ張り
実数値:191(84)-200(180)-104(100)-×-122(4)-157(140)
持ち物:ブーストエナジー
<調整>
H:実数値16n-1で砂ダメージ最小
B&D:余りB最大
A:実数値10nでブーストエナジー効率最大、ビルド1積みH252振りコノヨザルをブエナ発動飛行テラスアクロバットで高乱数(93.7%)1発、H252振りドドゲザンをブエナ発動龍舞1積み地震で確定1発
S:最速コノヨザル(S90族,実数値156)抜き
<所感>
本構築選出率No.3。
本構築のエース枠で、カバルドンで起点作成を行い、龍舞を積んで全抜きを狙っていきます。
羽休め採用であれば、相手の耐久ポケモンの前で龍舞をガン積みしていけますが、相手のカバルドンを完封することに重きを置き、挑発採用としています。
相手のセグレイブの氷の礫で縛られたり、ヘイラッシャやミミッキュに阻まれることもあるため、絶対的エースという訳ではありませんが、選出した際はトドロクツキを通す展開を考えながら立ち回っていました。
また、カバルドンと組ませるだけでなく、キョジオーン+テツノドクガ軸のラスト1枠として選出することもあり、全抜きを狙わず要所で相手ポケモンを倒すために使用することもありました。
【基本選出】
①++or
カバルドンで起点作成を行い、トドロクツキを通していきます。
ラスト1枠は、相手のテツノツツミに強いハバタクカミ、セグレイブに強いキョジオーンから選択。
②++oror
キョジオーンで展開を有利に進めつつ、相手のサーフゴーやハバタクカミに対してテツノドクガに引き、眼鏡オーバーヒートで負荷をかけていきます。
ラスト1枠は、相手のテツノツツミに強いハバタクカミ、テツノドクガやジバコイルに強いトドロクツキ、受け構築・キョジオーンに強いドドゲザンから選択。
【厳しい相手】
■キョジオーン
隠密マントを採用したポケモンが構築に入っていないため、こちらのキョジオーンのゴーストテラス呪いで削る、数的優位を取った後にこちらのキョジオーンで守る再生連打でTODを狙う、ドドゲザンにハサミギロチンを決めてもらう辺りが勝ち筋となり、苦しい試合になることが多かったです。
■ドドゲザン
パラドックス環境になってからHAベースの個体が主流となったことで、一撃で倒すことがより難しくなり、構築に格闘タイプがいないことから、ドゲザン+不意打ちで崩されることが多かったです。
また、不意に飛んでくるハサミギロチンで崩された試合が何度かありました。
■マスカーニャ
相手にマスカーニャがいる場合は、初手カバルドンで砂ダメ襷潰し+欠伸流しから入ることが多かったですが、挑発でカバルドンが縛られたり、ハチマキトリックフラワーでカバルドンがワンパン(乱数1発)されることがあり、相手に展開を取られた際は負けに直結することが多かったです。
【振り返り】
S1にて最終710位を取って以来、S2,S3と結果が振るわなかったため、S4にて二度目の最終3桁を取ることができ良かったです。
レート2000チャレンジに2度失敗し、3度目の挑戦でようやく達成することができました。
ですが、上振れた結果の順位であり、最終2桁はまだまだ遠い境地であることを痛感したシーズンでもありました。
S5から四災が解禁され環境が変わりますが、上位を目指して引き続き頑張ります。
TN:スカーレット 514位(レート2009)