【S9最終676位レート1932】ガブ+封印カミ+水ラオス対面軸

SVシングルランクマッチS9にて最終676位を取ることができたので、構築記事として残します。

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はやと (@p8810_SV) / Twitter

 

【目次】

 

【構築】

<各ポケモン実数値(努力値)>

1.ガブリアスガブリアス

215(252)-151(4)-139(188)-×-106(4)-143(60)

2.ハバタクカミハバタクカミ

131(4)-×-89(108)-173(140)-156(4)-205(252)

3.サーフゴーサーフゴー

193(244)-×-135(156)-154(4)-136(100)-105(4)

4.ウーラオス(連撃)ウーラオス

189(108)-183(132)-142(172)-×-87(52)-123(44)

5.カイリューカイリュー

197(244)-155(4)-131(124)-108-143(76)-108(60)

6.テツノツツミテツノツツミ

131-90-135(4)-176(252)-80-206(252)

 

【構築経緯】

①初手ステロ後、相手のハバタクカミに対して、こちらの封印ハバタクカミを合わせ、後続のウーラオス(連撃)と共に詰めていく、対面的な並びがシンプルで強かったため、初手ステロ+封印ハバタクカミハバタクカミ+ウーラオス(連撃)ウーラオスの並びで構築を着手。

 

②初手ステロ要因として、相手の初手パオジアンに対して強く出る必要があり、氷柱落としで怯まず、S操作でパオジアンの上を取れる、精神力コノヨザル,水テラス隠密マントガブリアスが候補として浮上。

最終的に、構築のコンセプトである、相手のハバタクカミに対して、こちらの封印ハバタクカミを合わせる動きを取れるよう、ステロ後の流し性能を有するドラテ水テラス隠密マントガブリアスガブリアスを採用。

 

③上記の対面的な選出では、ヘイラッシャ,ヒスイヌメルゴン等を絡めたサイクル寄りの構築に厳しかったため、シーズン7で結果を出した、うわっきーさんのゴツメサーフゴーサーフゴー+渦アンコカイリューカイリューの並びを採用。

参考:【S7最終7位】原始パオサーフ - Origin Regression (hatenablog.com)

 

④シーズン終盤に、水テラスの霊獣ランドロスカイリューが増加したため、圧力を掛けていける眼鏡テツノツツミテツノツツミを採用して完成。

 

【個体紹介】

1.ガブリアス

ガブリアス

ラスタル:水

特 性:鮫肌

性 格:陽気

実数値:215(252)-151(4)-139(188)-×-106(4)-143(60)

持ち物:隠密マント

技構成:地震、岩石封じ、ドラゴンテールステルスロック

 

<調整>

HB:なるべく高く

HD:臆病C172振りハバタクカミ(実数値177)のムーンフォースを水テラス時確定2耐え

A:余り

S:岩石封じ1回で、最速ドラパルト(S142族,実数値213)抜き

 

<所感>

初手ステロ要因。

初手テラス切りをすることが多く、岩石封じ,ステロ,ドラテで確実に展開を取っていく。

隠密マントでパオジアンの氷柱落とし怯みや、オオニューラのフェイタルクロー状態異常、電気玉投げつけるによる麻痺等を拒絶することができる。

役割対象であるパオジアンについては初手水テラス岩石封じから入るが、岩石封じを外し、次のターンに草or電気テラステラバーストで返り討ちに合うこともあった。

 

2.ハバタクカミ

ハバタクカミ

ラスタル:電気

特 性:古代活性

性 格:臆病

実数値:131(4)-×-89(108)-173(140)-156(4)-205(252)

持ち物:ブーストエナジー

技構成:ムーンフォースシャドーボール、瞑想、封印

 

<調整>

HB:意地A特化パオジアン(実数値189)の不意打ちを93.8%耐え

D:余り

C:なるべく高く

S:特化(相手のエナジーハバタクカミの上を取れるよう最速)

 

<所感>

本構築の要でありMVP。

電磁波拒否と鋼技半減のため、電気テラスとしている。

相手のハバタクカミに対して封印で流しを行う。封印ターンに相手のハバタクカミがテラスを切った場合は次ターン瞑想、切らなかった場合は次ターンムンフォから入ることが多かった。

最速エナジーハバタクカミ対決で相手に上を取られたり、電磁波祟り目型のハバタクカミは封印で流せなかったが、封印が決まるだけでイージーウィンできる試合が数多くあった。

 

3.サーフゴー

サーフゴー

ラスタル:水

特 性:黄金の体

性 格:穏やか

実数値:193(244)-×-135(156)-154(4)-136(100)-105(4)

持ち物:ゴツゴツメット

技構成:ゴールドラッシュ、祟り目、電磁波、自己再生

 

<調整>

HB:意地A特化パオジアン(実数値189)の嚙み砕くを81.3%耐え

   意地A特化ミミッキュ(実数値156)の珠ゴテラシャドクロを確定耐え

HD:控え目C特化ハバタクカミ(実数値205)の眼鏡フェアテラムンフォを確定2耐え

   臆病C特化テツノツツミ(実数値176)のハイドロポンプを確定2耐え

C,S:余り

 

<所感>

カイリューと合わせたサイクル枠。

エナジーテツノツツミであれば、黄金の体でアンコール無効のため、後出しから容易に受けることができた。

また、電磁波による麻痺と再生を絡めながら祟り目を押していくことで、チョッキヌメルゴンすらも突破できることがあった。

電磁波が決まれば強いが、シーズン終盤は身代わり,ラム持ち,電気テラス等による電磁波対策が進み、活躍の機会が減少した。

 

4.ウーラオス(連撃)

ウーラオス

ラスタル:毒

特 性:不可視の拳

性 格:意地っ張り

実数値:189(108)-183(132)-142(172)-×-87(52)-123(44)

持ち物:パンチグローブ

技構成:水流連打、ドレインパンチアクアジェット、剣の舞

 

<調整>

HB:意地A特化パオジアン(実数値189)の弱点テラバーストを93.8%耐え

HD:臆病C特化テツノツツミ(実数値176)のフリーズドライを93.8%耐え

A:余り

S:準速キノガッサ(S70族,実数値122)抜き

 

<所感>

ハバタクカミと合わせて、本構築の要。

相手のカイリューに対しては、こちらのハバタクカミと対面させることでテラスを強要でき、テラスを切ったカイリューであれば、水・格闘技のウーラオスで詰めていくことができた。

初手ガブリアスでテラスを切ることが多く、テラス依存せず相手の技に耐えられるよう、耐久に多く努力値を割いている。

一方で、耐久に多く努力値を割いたことで、ミミッキュの上を取ることができず、フェアリーテラス珠じゃれつくでワンパンされることがあった。

剣の舞がとにかく強く、相手にヘイラッシャ等がいなければ、1舞で全抜きしていける試合が数多くあった。

 

5.カイリュー

カイリュー

ラスタル:フェアリー

特 性:マルチスケイル

性 格:慎重

実数値:197(244)-155(4)-131(124)-108-143(76)-108(60)

持ち物:食べ残し

技構成:地震、炎の渦、アンコール、羽休め

 

<調整>

HB:陽気A特化パオジアン(実数値172)の氷柱落としを87.5%耐え

   意地A特化カイリュー(実数値204)の鉢巻き逆鱗を確定耐え

HD:臆病C特化ハバタクカミ(実数値187)の眼鏡シャドボに羽休め回復が確定で間に合う

   控え目C特化イーユイ(実数値)の眼鏡悪の波動(マルスケ1回,半減2回)を96.3%耐え

S:S4振りロトム(S86族,実数値107)抜き

 

<所感>

サーフゴーと合わせたサイクル枠。

相方サーフゴーに地面技が打たれるタイミングで着地し、アンコールで地面技を縛ったり、低速耐久ポケモンを渦アンコールで拘束していく。

環境に渦アンコカイリューが少なく、ヘイラッシャ等を容易にハメることができた。

攻撃技として流星群を搭載したい場面もあったが、ヒードラン,ハバタクカミ,ジバコイル,フェアリーテラスイーユイ辺りに苦しくなるため、地震採用とした。

 

6.テツノツツミ

テツノツツミ

ラスタル:鋼

特 性:クォークチャージ

性 格:臆病

実数値:131-90-135(4)-176(252)-80-206(252)

持ち物:拘り眼鏡

技構成:ハイドロポンプフリーズドライ、テラバースト、クイックターン

 

<調整>

B:余り

CS:特化

 

<所感>

水テラス霊獣ランドロス対策枠。

相手のハバタクカミを返り討ちにできるよう、鋼テラバーストを搭載。

しかし、相手のエナジーハバタクカミに上からムーンフォースを押されてCダウンを引き、返しの鋼テラバーストでワンパンできず、押し負けることがあった。

基本的にサーフゴー&カイリューのサイクル選出に組み込み、サーフゴー&カイリューで相手を削り、眼鏡フリドラorドロポンで締めていく動きを取っていた。

 

【基本選出】

①対面選出

ガブリアスハバタクカミウーラオス (ハバタクカミorウーラオスの枠をテツノツツミにすることも有り)

初手ガブリアスで展開を取っていく。

 vs初手パオジアン:水テラス岩石封じ+ステロ

 vs初手ウーラオス(連撃):水テラスステロ+ドラテ

 vs初手ハバタクカミ:水テラスステロ+地震or岩石封じ(エナジーの場合)

 vs初手ディンルー:ステロ+地震連打

 vs初手カイリュー:ドラテ

ガブリアスが落ちた後は、封印ハバタクカミ+ウーラオス(連撃)で対面的に詰めていく。

相手のハバタクカミにこちらの封印ハバタクカミを合わせることを意識。

 

②サイクル選出

テツノツツミサーフゴーカイリュー (テツノツツミの枠をハバタクカミorウーラオスにすることも有り)

サーフゴー+カイリューでサイクルを回し、眼鏡テツノツツミで詰めていく。

相手のヘイラッシャ,テツノカイナ,ディンルー等の低速耐久ポケモンを渦アンコカイリューで拘束することを意識。

 

【厳しい相手】

■水テラス霊獣ランドロス

身代わり+ビルドの残飯型であることが多く、テツノツツミ以外では崩すことが厳しかった。

相手にステロを撒かれているとテツノツツミを何度も繰り出せず、身代わりを残された状態でテツノツツミと対面させても返り討ちに合ってしまう。

 

ジバコイル絡みのサイクル

突撃チョッキ持ちであることが多く、ボルチェンで対面操作を行われ、苦しくなることが多かった。

①対面選出では、初手ガブリアスが落ちた後のハバタクカミにジバコイルを合わせられると厳しく、②サイクル選出では、カイリューを出すと裏に引かれてしまうため、サイクル下でテツノツツミの眼鏡ドロポンを2~3回当てる等の手段でしか崩せなかった。

 

ミミッキュ(①対面選出時)

①対面選出では初手ガブリアスにテラスを切ることが多く、ガブリアスが落ちた後のハバタクカミ,ウーラオス(連撃)はテラスが残っていないため、ミミッキュの影打ち,じゃれつくで縛られた。

ウーラオス(連撃)は耐久に努力値を割いている関係上、ミミッキュの上を取れないことが多く、終盤でミミッキュを繰り出されると負けることが多かった。

 

【振り返り】

S9では、カイリュー,ハバタクカミを始めとした電磁波環境が進み、シーズン最終盤では電磁波対策として身代わり,ラム持ち,電気テラスが増加したように感じた。

その弊害として、シーズン最終盤では②サイクル選出の電磁波サーフゴー+渦カイリューが刺さりづらくなり、最終盤ではあまり勝つことができず、満足のいく結果を残せなかった。

今後は環境の変化に合わせて構築を柔軟に変えていき、SV環境で最終2桁,3桁前半を取れるよう、ランクマッチに取り組んでいきたい。

 

TN:バイオレット 676位(レート1932)