【S18最終753位レート1959】上振れ粉バドレックス(黒馬)

SVシングルランクマッチS18にて最終753位を取ることができたので、構築記事として残します。

よければ、下記Twitter(X)のフォローよろしくお願いします。

はやと (@p8810_SV) / Twitter

 

【目次】

 

【構築】

 

<各ポケモン実数値(努力値)>

1.パオジアンパオジアン

155-172(252)-101(4)-×-85-205(252)

2.チオンジェンチオンジェン

192(252)-×-154(156)-115-168(100)-90

3.ハバタクカミハバタクカミ

151(164)-×-87(92)-155-155-205(252)

4.キラフロルキラフロル

189(244)-67-146(180)-151(4)-102(4)-116(76)

5.バドレックス(黒馬)バドレックス(こくば)

175-×-101(4)-217(252)-120-222(252)

6.ガチグマ(暁)ガチグマ

219(244)-×-141(4)-205(252)-86(4)-73(4)

 

【コンセプト】

・基本選出に上振れ要素(電磁波,粉による無償の1ターン)を入れる。

・状態異常(麻痺,毒)を絡めてバドレックス(黒馬)を通す。

 

【構築経緯】

①伝説1体環境最初のシーズンということで、レンタル含め様々な伝説軸を触ったが、1ターン隙を見せると止められなくなる性能を持つバドレックス(黒馬)に注目し、無償の1ターンを作る電磁波ハバタクカミハバタクカミ+身代わり粉バドレックス(黒馬)バドレックス(こくば)を軸に構築を組み始めた。

※以前、自分が結果を残した電磁波ハバタクカミ+粉イダイトウの並びを参考。

【S16最終379位レート2011】初手テラス+カミイダイトウ - ポケモンSV シングルランクマ 構築記事

 

②電磁波の通らない地面タイプに強く、対面軸として無難に強いことから、襷パオジアンパオジアンを採用。

また、シーズン終盤にハッサム(チョッキorオボン持ちのノーマルor悪テラス)が増加しており、こちらのハバタクカミとバドレックス(黒馬)が不利を取ることから、ハッサムを一撃で滅却する炎テラバースト採用の襷パオジアンとした。

 

③電磁波でバドレックス(黒馬)を通す対面寄りのプラン以外に、毒による定数ダメージで相手を削り、バドレックス(黒馬)圏内に入れるプランを考えていたところ、くろこさんのyoutubeメン限配信で使用されていたレッカキラフロルキラフロル+残飯チオンジェンチオンジェンの並びが強そうだったので、調整をそのまま流用して採用。

※相手の物理技に合わせてキラフロルバックで毒菱展開後、守る身代わりチオンジェンで嵌めたり、身代わりバドレックス(黒馬)で毒ダメージを稼いで全抜きしていく。

 

④電気・ゴーストの一貫を切る対面軸の補完としてチョッキガチグマ(暁)ガチグマを採用して完成。

 

【個体紹介】

1.パオジアン

パオジアン

ラスタル:炎

特 性:災いの剣

性 格:陽気

実数値:155-172(252)-101(4)-×-85-205(252)

持ち物:気合いの襷

技構成:氷柱落とし、テラバースト、絶対零度、不意打ち

 

<調整>

AS:特化

B:余り

 

<所感>

対面軸の襷枠。

元々ゴテラ聖剣で使用していたが、シーズン終盤にハッサムが増加していたことから、最終日に炎テラバーストの個体に変更した。

実戦で試したところ、パオジアンと対面したハッサムは蜻蛉帰り等を選択しているため、炎テラバーストで襷を残しつつハッサムを無償突破し、イージーウィンを量産した。

また、環境にいる大抵のザシアンも、炎テラバースト+不意打ちで対面突破することができた。

他のポケモンでテラスを切っていると、パオジアンミラーで打点が無くなる点には注意が必要。

 

2.チオンジェン

チオンジェン

ラスタル:水

特 性:災いのお札

性 格:図太い

実数値:192(252)-×-154(156)-115-168(100)-90

持ち物:食べ残し

技構成:イカサマ、守る、身代わり、宿り木の種

 

<調整>

H:16n(食べ残し効率最大)

HD:エレキフィールド下控え目C特化ミライドンの流星群確定2耐え(守るを絡めた食べ残し回復2回含む)、テラス時に臆病C特化眼鏡ハバタクカミのムンフォ確定2耐え(守るを絡めた食べ残し回復2回含む)

HB:余り最大

 

<所感>

宿り木枠。

キラフロル+バドレックス(黒馬)と合わせて選出し、定数ダメージで相手を削り、エースのバドレックス(黒馬)を通していく動きが強かった。

バドレックス(黒馬)が苦手とするチョッキディンルーを一方的に完封したり、守るや身代わりを絡めて相手のトリルターンを稼ぐことができる点は重宝した。

また、水テラスを切ることで、相手のウーラオス(連撃)・バドレックス(白馬)・ハッサムに対する受けが比較的安定した。

ただし、バドレックス(白馬)の電気テラバーストやダイス種マシンガン等に気を付ける必要があるため、水テラスを切るタイミングには注意が必要。

 

3.ハバタクカミ

ハバタクカミ

ラスタル:ノーマル

特 性:古代活性

性 格:臆病

実数値:151(164)-×-87(92)-155-155-205(252)

持ち物:ブーストエナジー

技構成:ムーンフォース、祟り目、電磁波、挑発

 

<調整>

S:特化

HB:陽気A特化パオジアンの氷柱落とし確定耐え、余りH最大

 

<所感>

電磁波枠。

ハバタクカミミラー、スカーフコライドンと対面した際も、上から挑発や電磁波を打てるよう最速としたため、耐久は最低限となっている。

また、テラスタルはスカーフバドレックス(黒馬)を止めるため、ノーマルテラスとしている。

粉バドレックス(黒馬)と合わせて対面的に選出し、麻痺or回避による無償の1ターンから勝ち筋を掴んだ。

目の前の相手に電磁波が通り、後続に電磁波が通らない場合は、あえてハバタクカミを挑発連打等で切り、バドレックス(黒馬)で身代わり・悪巧みの起点にして全抜きを狙うこともあった。

 

4.キラフロル

キラフロル

ラスタル:フェアリー

特 性:毒化粧

性 格:図太い

実数値:189(244)-67-146(180)-151(4)-102(4)-116(76)

持ち物:レッドカード

技構成:パワージェム、マジカルシャイン、キラースピン、ステルスロック

 

<調整>

S:遅いホウオウ、霊獣ランドロス抜き

HB:余り最大(HP実数値奇数)

C,D:余り

 

<所感>

物理クッション兼毒菱枠。

チオンジェン+バドレックス(黒馬)と合わせて選出し、定数ダメージで相手を削り、エースのバドレックス(黒馬)を通していく動きが強かった。

物理技に合わせてキラフロルバックで毒菱展開を行ったり、相手の毒菱回収も行うため、基本的には後発から繰り出した。

フェアリーテラスやマジカルシャインが読まれず、相手のコライドンやミライドンを一方的に削り、イージーウィンできることもあった。

 

5.バドレックス(黒馬)

バドレックス

ラスタル:フェアリー

特 性:人馬一体(緊張感、黒の嘶き)

性 格:臆病

実数値:175-×-101(4)-217(252)-120-222(252)

持ち物:光の粉

技構成:アストラルビット、ドレインキッス、悪巧み、身代わり

 

<調整>

CS:特化

B:余り

 

<所感>

伝説兼エース枠。

電磁波ハバタクカミと合わせて対面的に選出し、麻痺した相手の前で身代わりを連打して、麻痺or回避による無償の1ターンで悪巧みを積み、全抜きを狙った。(身代わりで削れたHPをドレキで吸い上げることも可能)

電磁波ハバタクカミの相方として相性の良い、粉イダイトウと異なる点(デメリット)として、無償の1ターンで一度積む必要が出てくる点、ハバタクカミと技範囲(タイプ・特殊打点)が被ることからチョッキ持ちの相手で容易に止まる点等が挙げられる。

一方で、環境最速のSラインであることから、電磁波に頼らなくても上から行動でき、アンコールをチラつかせた立ち回りを強要したり、今回の構築ではキラフロルやチオンジェンと合わせてサイクル寄りの選出を行い、身代わり+ステロ・毒・宿り木による定数ダメージでバドレックス(黒馬)圏内に入れて全抜きを狙う等といった動きもできた。

バドレックス(黒馬)については、他の型も含めシーズンを通して使用したが、柔軟性の高さは伝説枠トップクラスであると感じた。

 

6.ガチグマ(暁)

ガチグマ

ラスタル:ノーマル

特 性:心眼

性 格:控え目

実数値:219(244)-×-141(4)-205(252)-86(4)-73(4)

持ち物:突撃チョッキ

技構成:ブラッドムーン、ハイパーボイス、大地の力、真空波

 

<調整>

C:特化

H:HP実数値奇数で最大

B,D,S:余り

 

<所感>

電気・ゴーストの一貫切り枠。

チョッキ持ちでほぼHC特化にしているため、伝説枠のミライドンやバドレックス(黒馬)に対面負荷を掛けることができた。

また、相手のグライオンをある程度選出牽制することができるが、ガチグマ(暁)を見てもなお選出される場合は、グライオンが鋼テラスであることが予想されるため、慎重に立ち回る必要がある。

チョッキガチグマミラーでは相手に上を取られることもあるが、負荷さえ掛けられれば後続で処理できるので、Sを削っていることが裏目に出ることは少なかった。

 

【基本選出】

※左端表示のポケモンが先発

①対面選出

相手伝説枠:コライドン、バドレックス(黒馬)、ザシアン、カイオーガ、ホウオウ、ムゲンダイナ、ルナアーラ、日食ネクロズマ

ハバタクカミバドレックス(こくば)パオジアンorガチグマorチオンジェンorキラフロル

パオジアンorガチグマハバタクカミバドレックス(こくば)

 

②サイクル選出(毒菱)

相手伝説枠:バドレックス(黒馬・白馬)、カイオーガ、ミライドン、テラパゴス等

チオンジェンキラフロルバドレックス(こくば)

バドレックス(こくば)チオンジェンキラフロル

 

③サイクル選出

相手伝説枠:ミライドン、バドレックス(黒馬)等

ガチグマバドレックス(こくば)チオンジェン

 

【厳しい相手】

・受けループ全般

クレベース無しの構築であればパオジアンの絶対零度クレベース有りの構築であればハバタクカミで特殊受けを呼び、電磁波+挑発後にムンフォor祟り目連打(挑発絡める)で強硬突破、崩されてもバドレックス(黒馬)でHPの削れた特殊受けを強行突破することが勝ち筋となる。

キラフロルで毒菱を撒いても眠るで回復されたり、グライオンが入っている構築であればチオンジェンが嵌められTODされるので、上記の方法を取る。

 

・鋼テラスグライオン

バドレックス(黒馬)にアンコールを採用していないため、隙を見せた瞬間に嵌められる。

こちらのガチグマ(暁)のノーマルテラスハイパーボイスで身代わりを貫通して負荷を掛けていけるが、相手のグライオンに鋼テラスを切られるとダメージレースに負け、数的不利を取られた瞬間にTODによる負けが決定的となる。

 

【振り返り】

SVシングルランクマッチで7回目の最終3桁を達成することができたが、シーズン終盤になるにつれて勝てなくなったため、納得のいく結果ではなかった。

S19,20は資格試験の勉強と仕事が忙しくなることから、ランクマッチに専念できないため、順位を狙うことはできないが、伝説1体環境の動向に注視し、本格復帰した際に環境に適応できるよう準備していきたい。

 

TN:tladfr 最終753位(レート1959)